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前回の丁野論で、重大な誤記がありました。
>何といっても今年の高知は、大河ドラマ『龍馬伝』の影響によるブームの真っ只中。地元民に「10年に1度の好景気」と揶揄されるほどの観光バブルに沸いているそうです。
・・・と書いたものの、改めて考えてみれば「10年に1度の好景気」なんて大したことないですね。実際は「50年に1度の好景気」でした、大変失礼致しました。
因みにこの「50年に1度」という数字にはちゃんと根拠があるのです。
今から43年前である1968年には、司馬遼太郎原作の『竜馬がゆく』が大河ドラマとして放送されました。
100年前はというと、1911年(尾上松之助主演)、1928年(坂東妻三郎主演)、1933年(月形龍之介主演)と、龍馬を主役とした映画が続々作られた時期でした。50年前も100年前も、全国的な龍馬ブームを巻き起こし、高知に多くの観光客をもたらしたそうです。
そして150年前は龍馬が生きた時代・・・と、確かにほぼ50年周期で龍馬関連のエンタメ作品が制作されているようです。各地方が定期的に利益を得られるよう、流行を巡回させる情報操作でも行われているのでしょうか。
そんな、空前のバブルを迎えた今年の高知。実際に、年間100人しか来場者のなかった施設に、1日で1000人もの観光客が押し寄せるなど、「50年に1度」の名に恥じぬフィーバーぶりを見せているそうです。
それにしても、世間が「100年に1度の大不況」と嘆くなか、「50年に1度の好景気」に浮かれる高知県。
かつて、「100年に1度」の豪雨災害に2年連続で襲われた事もある高知県。(※10年に1度、になっていたものを訂正しました。豪雨は100年に1度が2年連続、昭和50年と51年、だそうです。間違い指摘メールを下さったお母さん、ありがとうございました。やけにどや顔なのが気になりましたが。・・・101004追記)
結局、今、何年に何度で何年目なのか・・・。景気は良いのか、悪いのか・・・。
もはや何のこっちゃよく分かりません。
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胸のすく英雄譚!現在の龍馬像を確立したとして、とある高知県民は「偉いのは龍馬ではなく司馬遼太郎」と評してましたが、まさに。
こちらもすごく面白い漫画です。龍馬はヒーローかくあるべしと言えるほどのカッコよさだし、脇のキャラクター、ひとりひとりも光っています。
※このエントリーは、旧ウェブサイト内『丁野論』ページに掲載していた文章を、改訂・転載したものです。投稿の公開日は、過去に記事をアップした日に設定しております。
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