20050910


050901_妖怪大戦争


前回の丁野論に引き続き、また妖怪大戦争についてです。今回は映画のレビューを書きたいと思います。まさか居ないとは思いますがまだ観てない人はネタバレするので読まない方が良いでしょう。

ではまず最初に、劇中のヒロイン的存在で、且つ妖怪全体の感情を代弁する役割を担っている、『川姫(かわひめ)』です。


↑川姫(高橋真唯)

川に捨てられたヒトガタ(ひとがた・人形のことでしょうか?)が姿を変えたもので、その色気によって見た者の精気を抜くという美女妖怪です。劇中では、自分を捨てた人間に対して復讐をしろと懐柔する宿敵・加藤保憲(豊川悦司)に向かって、「復讐なんかするのは人間だけだ!」と言い放ちます。はい、非常に耳の痛い言葉ですね。子供向けの解り易いエンターテイメントだと高を括っていると、ギクリとさせられますね☆

続いて、劇中ではお笑い担当の『川太郎(かわたろう)』。


↑川太郎(阿部サダヲ)

兎に角良い味出してましたね、岡村との兼ね合いは絶妙でした。川太郎という名前は近畿地方等での呼び名だそうで、要するに単なる河童です。なるほどそれで関西弁だったのか。芸が細かすぎます。

そして、主人公を悪霊と戦うヒーローに導く役目を果たした、『猩猩(しょうじょう)』。


↑猩猩(近藤正臣)

はっきり言って、最後まで本当に近藤正臣なのか分かりません。近藤正臣がどんな顔だったのかも思い出せなくなりました。たいしたメイク技術です。

最後に、実質的には主人公である『小豆洗い(あずきあらい)』です。


↑小豆洗い(ご存知・岡村隆史)

小豆洗いは小豆とぎ等とも呼ばれ、夕川のほとりでショキショキと小豆を研ぐような音を立てて人を驚かせる妖怪です。ほぼ日本全国にこういった伝承、言い伝えが残っており、妖怪の中でも非常にポピュラーな部類に入るものです。ただし劇中の小豆洗いは小豆洗いではありません。岡村隆、その人です。

あ、忘れてました。『大天狗(おおてんぐ)』が残ってました。


↑大天狗(遠藤憲一)

非常に強い力を持った妖怪で、主人公に付き従うのが役目だそうで。見た目も明らかに強そうですし、義経に対する弁慶のように、主人公と共に大活躍してくれるに違いないと誰もが期待したに違いありません。ところが・・・。


出てきて10分ほどで敵に捕まり、その後出番無し。。


何しに出て来たんでしょうコイツは。


次回、妖怪大戦争3につづく!!(えっ、まだやるの?)



※このエントリーは、旧ウェブサイト内『丁野論』ページに掲載していた文章を、改訂・転載したものです。投稿の公開日は、過去に記事をアップした日に設定しております。

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