僕がプロダンサーになったばかりの頃、痩せ過ぎている事がコンプレックスでした。ダンサーとして、フロアの中で男らしく見えないひ弱な体形は、何としてでも克服したい致命的な弱点だったのです。
まず最初にトライしたのは筋トレです。特に胸板を厚くしたくて、プッシュアップなどを重点的にやりました。
続いて栄養学を勉強しました。炭水化物や蛋白質など、食事の栄養バランスをコントロールし、プロテインやサプリメントも摂取してみました。
職業柄、完璧に実行するのは難しいのですが、睡眠時間の確保も意識しました。早い時は毎日5時30分に起床し、夜は早く寝るよう心掛けました。
そして、今年になって始めたのが、無農薬・無肥料栽培(いわゆる自然農法)の食品摂取です。こう言うと特別な事に聞こえますが、要は玄米と味噌を自然農法のものに変え、1日1食~2食摂るようにしただけです。肉類や野菜まで、自然農法のものに変えた訳ではありませんし、栄養素やカロリーも以前ほど厳密に調整していません。お酒やジャンクフードも制限していません。
ところが、肉体改造にとってこれが一番効果がありました。毎日1000回筋トレしてた頃よりも、今の方が早く身体が変わっています。プロテインを摂っていた頃より良質の筋肉がつき、サプリメントを摂っていた頃より健康になっています。
僕の個人的体験に基づいた意見であり、科学的根拠や万人に通用するかという検証がある訳ではありません。しかし、自身も驚くほどの効果があったのは事実です。
「身体は、内側から変えるのが一番早い」とコーチャーに言われたのを、今、重々に実感しています。
※このエントリーは、旧ウェブサイト内『丁野藝』ページに掲載していた文章を、改訂・転載したものです。投稿の公開日は、過去に記事をアップした日に設定しております。
0 コメント:
コメントを投稿