無理やり笑顔を作っているうちに晴れやかな気分になったり。背中を丸めていると自信がなくなったり。胸を張っていれば偉そうになり、胆(はら)を据えれば落ち着きが生まれる・・・。
こういったちょっとした事例なら、誰しも経験があり直観的理解もし易いのではないでしょうか。
この関連性を推し進めてみると、一つの方式が見えてきます。即ち、身体の使い方(=運動)の積み重ねによって自分の意識が形成されている、という事です。先程の例で言えば、日常的に胸を張る動作を繰り返す事で、本当に偉そうな性格になってしまう、といった事が実際にあるのです。当然その逆もあり、身体が意識を作り、意識が身体を変える・・・。この繰り返しにより、自分の性格と身体的特徴が形成されるのです。
心・技・体、という言葉があります。
優秀なアスリート、屈強な格闘家、美しきダンサー、一流の身体パフォーマー達はまた、その精神性に於いても一流であるように見受けられます。身体を磨き続ける事が、心の鍛錬になり、人間としての鍛錬ともなったのでしょう。
この例えは極論であり、別にトップアスリートの精神性を目指せ、なんて言いません。単なる気晴らし、趣味でダンスをする人、2週間に1度しか踊らない、大いに結構です。この法則を意識するだけで、人それぞれのペース・レベルでの上達があります。身体は格段に変わり、心は豊かになります。
心と身体の勉強には、この人の本が分かりやすくてお勧めです。僕も1、2冊持っているので、言って頂ければお貸ししますよ。
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この本の『ゆる体操』を2週間続けてみたところ、B級ラテン競技会で初ファイナル3位という好成績をとることができました。
※このエントリーは、旧ウェブサイト内『丁野藝』ページに掲載していた文章を、改訂・転載したものです。投稿の公開日は、過去に記事をアップした日に設定しております。
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