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今回は高知の観光名所についてです。先ずは、





高知を代表する名勝、桂浜です。この場所で坂本龍馬は、海の彼方の世界に想いを馳せていた、とのイメージが広く普及しています。太平洋の壮大さに、人は圧倒され魅了されるのでしょうか。

続いては高知城です。





さすが南海の名城、さりげなく撮った写真にも趣があります。一緒に写っている女性も、こころなしか大和撫子に見えrと思ったらこれはこれはのぞみ先生、相変わらずお美しい。



急な階段を上り天守閣に出ると、







高知市内を俯瞰する、見事なパノラマを堪能できます。この絶景は本当に、テンションが上がりますよ!建築も天守閣からの眺望も素晴らしい割に、結構気軽に入場できるので、高知城はなかなかお勧めの観光スポットです。

続いて、これは観光名所と言えるのかやや疑問ですが、ひろめ市場という場所をご紹介します。これは、地場産品・特選品の販売店や屋台型食事処、鮮魚、精肉、衣料品、ゲームセンターなどの立ち並ぶ集合型市場です。屋台村の如く飲食店が並び、多くの高知名物を肴に宴を催す事が出来ます。



ここは台湾かベトナムか、との錯覚を覚えそうなこの雰囲気!観光スポットを謳っておきながら、飲んでるのは殆ど地元民のような気がしないでもないですが。それも昼間から。

因みにこのひろめ市場のシステムを参考に、姫路ひろめ市場なるものが2003年オープンしましたが、何と集客の落ち込みを理由に1年あまりで破綻したそうです。高知では10年以上営業維持出来てるんですが、高知県民の飲酒量があってこそ成し得たビジネスモデルなのでしょうか、複雑な気分です。

最後に、高知が誇る一大観光名所、はりまや橋です!

このはりまや橋、実は日本三大がっかり名所の1つとして挙げられます。日本三大がっかり名所とは、高知のはりまや橋、札幌の時計台、あと1つは諸説あり決まっていないという、何かもうそこから既にがっかりするような誠に不名誉な称号なのです。



この写真を見て、果たして誰が観光名所だと分かるでしょう。

現在はりまや橋は交通量の多い大きな道路となり、下を流れていた川も埋め立てられてしまった為、殆どの人は橋である事を知らないまま通り過ぎてしまいます。いや、教えられなければ100人中100人が気づかないでしょう。

98年、恐らくはがっかり名所からの脱却を図った県が、車道の奥に歩道専用の太鼓橋を架け新・はりまや橋としました。







橋の下には人工水路を通し、子供も遊べる親水公園のように整備されました。旧欄干は、はりまや橋公園の地下道に展示されました。が、不景気の煽りを受けた人がそこで生活していたりして、やはり今でもがっかりの呪縛から解放された訳ではない事を窺わせます。

高知県民にとって、はりまや橋のがっかりはある種の自虐ネタでした。他県から訪れる観光客や友人に、「噂には聞いていたけどホントにがっかりだね」と言われて笑い合う、一風変わった楽しみ方をする観光スポットだった訳です。

それを整備し造り直したことで、より一層中途半端な代物が出来てしまいました。今回僕ものぞみ先生に、「三大がっかり名所の1つだよ!ビックリするぐらいがっかりするよ!」と散々期待を持たせてしまった為に、「思ったよりがっかりしないね」という感想を頂戴し、何とも後味の悪い思い出となってしまったのです。

いやいやここはひとつ、視点を変えて見てみましょう。考えようによっては、はりまや橋をむしろがっかり名所の最高峰と、言えなくもないのでは。つまりはこういう事です。



「思ってたよりがっかりしなくてがっかり」というワンランク上の
がっかりが味わえるのです。



はりまや橋でがっかりする2人↓







関連リンク・おすすめ商品など

桂浜-高知市公式ホームページ
★★★★☆
不思議と、壮大な心持ちになります。大きな夢を語りたくなるような。(気のせいか?)

高知城-高知市公式ホームページ
★★★★☆
趣きよし、眺めもよし。気軽に入れるのもよいです。

ひろめ市場
★★★☆☆
フードコートのようなものは各地にありますが、これだけ酒飲みが集まるのは、なかなか・・・。

はりまや橋-高知市公式ホームページ
★☆☆☆☆
こればっかりは、おすすめできない・・・。地元民にたずねないと、場所を見つけるのも難しいです。


※このエントリーは、旧ウェブサイト内『丁野論』ページに掲載していた文章を、改訂・転載したものです。投稿の公開日は、過去に記事をアップした日に設定しております。

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